虹いろ薬局

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塩分の摂りすぎに気をつけよう!(2023年05月12日)

 

今月の健康便りのテーマは『減塩』についてです

 

“塩分の摂りすぎは体に悪い”ということは広く知られていますが、

日本の食卓では塩分が多くなりやすいこともあり、

日本人の塩分摂取量は依然として多い傾向にあります。

 

厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」によれば、

推奨される1日の塩分量は男性で7.5g、女性で6.5g未満となっています。

ただし、高血圧や慢性腎臓病(CKD)の重症化を予防するための塩分量は、

2020年から男女共に1日6g未満に設定されました。

また、日本高血圧学会も、1日の塩分摂取量は6g未満が望ましいとしています。

 

ところが、「令和元年 国民健康・栄養調査の概要」によると、

日本人が1日に摂取している塩分量の平均値は、男性が10.9g、女性が9.3gと

男女共に基準値を大きく上回っています。

塩分の過剰摂取は、慢性腎臓病胃がんの発症との関連が考えられており、

高血圧から循環器疾患、脳卒中の原因にもなります。

 

減塩の方法として

・塩分を多く含むおかずや加工食品を避ける

(塩分を多く含む食品:漬物、佃煮、ソーセージやハム、

 ちくわ、かまぼこといった肉類、魚介類の加工食品、ラーメンやうどんなど)

・調味料の使用量を少しずつ減らしていく 

・減塩調味料を使う、など・・・

 

急に薄味にすると物足りなく感じ、 長続きしない場合もあるので、

できることから少しずつ、体を慣らしていきましょう

 

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