虹いろ薬局

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保湿剤の使い方について(2024年03月01日)

 

春は肌荒れや乾燥肌といった、肌トラブルが増える季節です

気温差や空気の乾燥、紫外線や花粉、黄砂などが影響しています。

肌荒れや乾燥肌を防ぐためには、しっかり保湿をすることが対策の1つになります。

今回は保湿剤の使い方についてご紹介します

 

保湿剤の働きには大きく分けて、

皮膚の水分が逃げないように“ふた”をする「エモリエント」と、

皮膚に浸透して水分をたくわえる「モイスチャライザー」

の2種類があります。

 

の代表的なものはワセリン製剤

の代表的なものはヘパリン類似物質製剤尿素製剤

剤形には軟膏、クリーム、ローションなどがあります。

 

軟膏はベタつくこともありますが、皮膚を保護する力が強いのが特徴です。

クリームは軟膏と比べてベタつきが少なく、皮膚を保護する力は軟膏とローションの中間程度です。

ローションは非常に伸びがよくベタつきも少ないですが、

ベタつきが少ない分、皮膚保護作用は弱まります。

 

塗布量についてですが、およそ0.5gで成人の手のひら2枚分の面積

塗ることができます

軟膏クリームは、人差し指の先端から1つ目の関節まで伸ばした量

ローションの場合は、1円玉大の量が約0.5gです。

塗った部分にティッシュがくっつくくらい、

または皮膚がテカるぐらいの状態も使用量の目安になります

 

《基本的な塗り方》

手を清潔にして保湿剤を取り、患部に保湿剤を点在させます。

指先ではなく手の平を使ってやさしく丁寧に。

 できるだけ広い範囲に塗ります。

 体のしわに沿って塗ると、皮膚に広がりやすくなります。

 

 

保湿剤は塗る量が少ないと十分な効果が出ません。

塗り方や塗る量など適切に行い、健やかな肌を保ちましょう

 

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