春は肌荒れや乾燥肌といった、肌トラブルが増える季節です
気温差や空気の乾燥、紫外線や花粉、黄砂などが影響しています。
肌荒れや乾燥肌を防ぐためには、しっかり保湿をすることが対策の1つになります。
今回は保湿剤の使い方についてご紹介します
保湿剤の働きには大きく分けて、
皮膚の水分が逃げないように“ふた”をする「エモリエント」と、
皮膚に浸透して水分をたくわえる「モイスチャライザー」
の2種類があります。
の代表的なものはワセリン製剤、
の代表的なものはヘパリン類似物質製剤や尿素製剤
剤形には軟膏、クリーム、ローションなどがあります。
軟膏はベタつくこともありますが、皮膚を保護する力が強いのが特徴です。
クリームは軟膏と比べてベタつきが少なく、皮膚を保護する力は軟膏とローションの中間程度です。
ローションは非常に伸びがよくベタつきも少ないですが、
ベタつきが少ない分、皮膚保護作用は弱まります。
塗布量についてですが、およそ0.5gで成人の手のひら2枚分の面積に
塗ることができます
軟膏やクリームは、人差し指の先端から1つ目の関節まで伸ばした量、
ローションの場合は、1円玉大の量が約0.5gです。
塗った部分にティッシュがくっつくくらい、
または皮膚がテカるぐらいの状態も使用量の目安になります
《基本的な塗り方》 手を清潔にして保湿剤を取り、患部に保湿剤を点在させます。 指先ではなく手の平を使ってやさしく丁寧に。 できるだけ広い範囲に塗ります。 体のしわに沿って塗ると、皮膚に広がりやすくなります。
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保湿剤は塗る量が少ないと十分な効果が出ません。
塗り方や塗る量など適切に行い、健やかな肌を保ちましょう