こんにちは
すっかり寒くなりましたね
さて、遅くなってしまいましたが、10月に東京で行われた
「全日本民医連 学術交流集会」に参加した職員からの報告です
2011年10月28日
10:00~12:00
伊波洋一氏の「基地のない平和な沖縄と日本をつくるために」の記念講演がありました。
日本政府の沖縄に対する不誠実さを再認識しました。
沖縄の住民はアメリカの基地がある限り、飛行訓練による騒音や事故などにより、不当な被害を受けています。
日本人は沖縄に対して、観光・リゾート地としての明るい面だけでなく、暗い面にも関心を持つ必要があると思いました。
13:00~17:15
分科会に参加しました。薬学対への取り組みや在宅コーディネーターやプレアボイドなど、参考になることがたくさんありました。。
そして、虹いろ薬局は「薬局利用者向けの定例学習会を開催して」を発表しました。
17:30~19:00
ナイトセッションで「民医連は心ひとつに東日本大震災にどう取り組んだか」のシンポジウムに参加しました。
実際の支援の具体例を見ながら、初期対応の重要性を感じました。
家庭の事情で高放射能地域にバスで帰らないといけないマスクをした子供たちの写真などを見ると、
二度と原発事故を起こさないために、放射性廃棄物だらけの地球にならないために、
原発がゼロになるまで闘わないといけないと思いました。
2011年10月29日
8:40~11:10
「健康権を確立し貧困問題の克服を」というセッションに参加しました。
貧困問題は見ようとしないと見えないものである、と思いました。
貧困には段階があり、「経済的貧困」⇒「貧困の文化」⇒「発達の貧困」に進み、
最後は破壊的行動になっていくという考え方を学びました。
11:30~13:30
一橋大学名誉教授の渡辺治氏より「貧困・格差を克服する新しい福祉国家をめざして」の講演がありました。
福祉は働きかけていかないと悪くなり、削られるものなのだというお話でした。
福祉と倫理や理念は強く結びついているので、倫理教育がもっと必要だと思いました。
全体を通して、分刻みに近いスケジュールの中で、多くのことを学びました。
きちんと消化して今後に活かしたいと思います。