皆さん、こんにちは
10月7日と8日に、浜松で日本薬剤師会学術大会が開催されました
その模様をお伝えします。
7日早朝、新幹線で浜松駅に到着
駅を出てすぐの広場で、この大会の歓迎セレモニーが行われていました
さすが、楽器の街ですね
会場には、こんなモニュメントが!!
開会式のあと、特別記念講演として、SF作家でもあり、薬学博士でもある瀬名秀明さんの講演を聞きました。
瀬名さんと言えば、「パラサイト・イヴ」が有名ですね
その後、13:30~15:00まで特別講演1を聞きました。
宮城県災害医療コーディネーターの石井正先生による、「石巻医療権における東日本大震災への対応」という内容でした。
必ず地震が起こるとの前提で病院の設備もある程度整っており、職員の意識も高く、リアルな災害マニュアルを完成させ実働訓練も行っていたこと、地域に出てDMAT研修会の参加や民間団体と協定を結んでいたこと等が、大混乱の中での対応に功を奏したのだと感じました。特に「人脈」というものがこれほど大事なのかと感じました。
職域を超えて協力することができたのも、地震が起きる以前からのつながりがあったからこそ。普段地震の少ない地域ではこのよう意識はないので、とても感銘を受けると同時に勉強になりました
15:00~ポスター発表を見学
ホテルへ
10月8日
9:00~10:30 特別講演5 「地域包括ケアシステムの実現に向けて~地域のニーズに応える専門職の役割~」として慶応義塾大学教授の田中滋先生の講演を聞きました。
超高齢化社会となる2025年に医療費や財源がいくらになるかという経営的な問題や、医療・介護従事者が何万人で、その人たちが高齢者に対してどのように介入していくかというお話でした。社会は変化していくものなので、今までのやり方だけではいけないのだなと感じました。
10:30~12:00 分科会10 「社会の期待に応える薬剤師の将来像」 処方箋を受けて薬を調剤して渡すことだけが分業ではなく、OTCについて気軽に相談できることや血圧等の簡易測定もやってほしい、という声があるというお話でした。
最後にポスター会場に寄り、災害時に調剤のできるワゴン車を見せていただきました。
自家発電と水タンクも積んであり、調剤棚・分包機付き&トイレ・シャワー室付きで寝泊りもできます。すごい!!まだ世界に1台しかないとのことでした。
最後に名物うなぎパイをお土産に帰路に着きました
盛りだくさんの2日間でした