健康づくりのための睡眠ガイド(2024年04月03日)
こんにちは
今回は『睡眠』をテーマにお話しさせて頂きます
「睡眠による休養を十分に取れない人」が増えていることを踏まえ
厚生労働省の検討会は、世代別の睡眠時間の目安や、
良質な睡眠を取るために推奨される取り組みなどを示した
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を策定しました。
世代を成人と子ども、高齢者の3つに分け、
このうち成人については推奨する睡眠時間は6時間以上を目安としています。
また、子どもについては、小学生は9時間から12時間、
中学生・高校生は8時間から10時間確保することを推奨しています。
一方、高齢者は寝床にいる時間が8時間以上にならないよう求めています。
この中で、成人と高齢者は、目覚めた時に体が休まったと感じる
「睡眠休養感」が重視されています
「睡眠休養感」を高める対策としては、日中にできるだけ日光
を浴びること、
しっかり朝食
を摂ること、適度な運動習慣
を身につけること、
就寝直前の食事・飲酒・喫煙・カフェイン・スマホは控えること
寝室はなるべく暗くして寝ること
…など習慣の改善があげられています
一方、子どもについては、睡眠時間が不足すると肥満のリスクが高くなったり、
学業成績が低下したという報告があり、
対策として朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、
日中は運動をして、夜更かしや朝寝坊が習慣化しないことが推奨されています
睡眠不足は、心臓病や脳の病気、うつ病のリスクが高くなるという報告があります。
生活習慣の改善などを試しても、眠れないことで生活に支障が続いている場合は
一度、かかりつけ医に相談してみて下さい
保湿剤の使い方について(2024年03月01日)
春は肌荒れや乾燥肌といった、肌トラブルが増える季節です
気温差や空気の乾燥、紫外線や花粉、黄砂などが影響しています。
肌荒れや乾燥肌を防ぐためには、しっかり保湿をすることが対策の1つになります。
今回は保湿剤の使い方についてご紹介します
保湿剤の働きには大きく分けて、
皮膚の水分が逃げないように“ふた”をする「エモリエント」と、
皮膚に浸透して水分をたくわえる「モイスチャライザー」
の2種類があります。
の代表的なものはワセリン製剤、
の代表的なものはヘパリン類似物質製剤や尿素製剤
剤形には軟膏、クリーム、ローションなどがあります。
軟膏はベタつくこともありますが、皮膚を保護する力が強いのが特徴です。
クリームは軟膏と比べてベタつきが少なく、皮膚を保護する力は軟膏とローションの中間程度です。
ローションは非常に伸びがよくベタつきも少ないですが、
ベタつきが少ない分、皮膚保護作用は弱まります。
塗布量についてですが、およそ0.5gで成人の手のひら2枚分の面積に
塗ることができます
軟膏やクリームは、人差し指の先端から1つ目の関節まで伸ばした量、
ローションの場合は、1円玉大の量が約0.5gです。
塗った部分にティッシュがくっつくくらい、
または皮膚がテカるぐらいの状態も使用量の目安になります
《基本的な塗り方》
手を清潔にして保湿剤を取り、患部に保湿剤を点在させます。
指先ではなく手の平を使ってやさしく丁寧に。
できるだけ広い範囲に塗ります。
体のしわに沿って塗ると、皮膚に広がりやすくなります。
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保湿剤は塗る量が少ないと十分な効果が出ません。
塗り方や塗る量など適切に行い、健やかな肌を保ちましょう
(2024年03月01日)
こんにちは
虹いろ薬局駅元店です
3月になり季節が冬から春へと変化していくのを肌に感じますね
季節の変わり目は自律神経の乱れで調子が…
なんて話をよく耳にするのではないでしょうか
自律神経とは、交感神経と副交感神経からなり
適切に切り替わることで体調のバランスをとります
例えば、緊張したら心拍数や血圧が上がったり、
リラックスすると空腹を感じたりすることに関係します。
気温や気圧の変化はこの二つの神経を切り替わらせます
変化が激しいと切り替わりも激しくなり
うまく切り替わらなくなって調子が崩れます
自律神経を整えるコツは規則正しい生活と体温管理です。
特に季節の変わり目では、気温差が原因の事が多いので
脱ぎ着しやすい衣服で調節しましょう
また生活リズムも影響されるので、
起きる時間や寝る時間、食事の時間、など
規則正しく生活をするとうまく二つの神経が切り替わりやすくなります
規則正しい生活で新しい春を楽しく過ごせますよう願っています
ノロウイルスについて(2024年02月28日)
こんにちは
虹いろ薬局本店です
2月は雨
が多く、じめじめとしていましたが
皆さま体調はいかがでしょうか?
寒暖差で体調を崩さないよう気を付けてお過ごしくださいませ
さて今回は「食中毒」についてお話したいと思います。
毎年11月~2月にかけての冬場は、
ノロウイルスによる食中毒が多発しています。
ノロウイルスとは小さな球形をしたウイルスで、非常に強い感染力をもっています。
ノロウイルスが付着した食品を、食べたりするなどして感染が起こります。
感染から発症までの時間(潜伏期間)は24時間~48時間で、
主な症状は吐き気、おう吐、下痢、腹痛、37℃~38℃の発熱などです。
通常、これらの症状が1~2日続いた後に、治癒します。
ノロウイルスによる食中毒は、1年を通して発生しており、
特に冬場が多いのが特徴です。
1年間に発生する食中毒患者数全体の4割以上を占めており、
時には患者数が500人を超える大規模な食中毒になることもあります。
では、一体どう対策すればよいのでしょうか?
食品に付着したノロウイルスを死滅させるためには、
中心温度85℃~90℃、90秒以上の加熱が必要です。

また調理器具は、洗剤などで十分に洗浄した後に、
熱湯(85℃以上)で1分以上加熱するか、
塩素消毒液※(塩素濃度200ppm)に浸して消毒します。

※塩素消毒液は、次亜塩素酸ナトリウムを水で薄める等でつくることができます。
家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。
ノロウイルスといえば牡蠣に多いイメージです。
しかし今はちょうど牡蠣が美味しい季節ですよね。。。
こういう時こそ食中毒にならないよう気を付けながら、食事を楽しみましょう!
それでは、また
珈琲の効果(2024年02月05日)
コーヒーの健康効果とは?
仕事や家事の合間、食後のひとときなど、
コーヒーは皆さんにとって身近な飲み物かと思います
そんなコーヒーが、健康に役立つ効果があることはご存知ですか?
コーヒーは、コーヒー豆を乾燥させて
焙煎したものを粉砕し、お湯で抽出した飲み物です。
コーヒーに含まれるカフェインという成分は、
頭をすっきりさせて集中力を高める覚醒作用や
体内の老廃物の排出を促進させる利尿効果があります
またコーヒーには赤ワインに匹敵する量のポリフェノールも含まれています。
コーヒーに特に多く含まれるのは、
「クロロゲン酸」というポリフェノールです
ポリフェノールは、植物が持つ苦味や色素の成分で、
活性酸素などから体を守る抗酸化作用の強い成分です。
そのため、ポリフェノールは活性酸素が引き金となって起こる
がんや、動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があります
一般的にポリフェノール全般の抗酸化作用は摂取後約2時間でピークを迎え、
4時間ほどで消えていくといわれています。
一度に飲んでも抗酸化作用が一日中持続するわけではありません。
間隔をあけて飲んだ方が効果的なのです
コーヒーはたくさん飲めば飲むほど健康になれる、というものではありません
適量のコーヒー摂取量には個人差がありますが、
一般的には1日に約3〜4杯が目安と考えられます
過剰な摂取は、不眠や神経興奮、心拍数の上昇、胃腸の不調などを
引き起こす可能性があります。適度に美味しく頂きましょう