塩分の摂りすぎに気をつけよう!(2023年05月12日)
今月の健康便りのテーマは『減塩』についてです
“塩分の摂りすぎは体に悪い”ということは広く知られていますが、
日本の食卓では塩分が多くなりやすいこともあり、
日本人の塩分摂取量は依然として多い傾向にあります。
厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」によれば、
推奨される1日の塩分量は男性で7.5g、女性で6.5g未満となっています。
ただし、高血圧や慢性腎臓病(CKD)の重症化を予防するための塩分量は、
2020年から男女共に1日6g未満に設定されました。
また、日本高血圧学会も、1日の塩分摂取量は6g未満が望ましいとしています。
ところが、「令和元年 国民健康・栄養調査の概要」によると、
日本人が1日に摂取している塩分量の平均値は、男性が10.9g、女性が9.3gと
男女共に基準値を大きく上回っています。
塩分の過剰摂取は、慢性腎臓病、胃がんの発症との関連が考えられており、
高血圧から循環器疾患、脳卒中の原因にもなります。
減塩の方法として
・塩分を多く含むおかずや加工食品を避ける
(塩分を多く含む食品:漬物、佃煮、ソーセージやハム、
ちくわ、かまぼこといった肉類、魚介類の加工食品、ラーメンやうどんなど)
・調味料の使用量を少しずつ減らしていく
・減塩調味料を使う、など・・・
急に薄味にすると物足りなく感じ、 長続きしない場合もあるので、
できることから少しずつ、体を慣らしていきましょう
夏のスキンケア(2021年07月26日)
毎日暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
虹いろ薬局大野辻店です。
この時期、気になるのが紫外線、汗やメイクによる肌荒れですが、
忘れがちになるのが「ひじ・ひざ・かかと」です。
夏になり肌を露出する部分が多くなっていますよね。
実は以外と見られているんです。
黒ずみや角質コチコチがひどくなる前に、早目の対策としてお勧なのがピーリングと保湿です。
ピーリングはいろいろなタイプの物が市販されていますので、肌タイプによって使い分けてください。
ピーリング後の肌には、たっぷりと化粧水を染み込ませたコットンでパックするのがおススメです。
その後はクリームやワセリンなどで乾燥を防いでくださいね。
ちなみに私は、全身に使える美容液成分配合タイプのピーリングジェルを使用しています。
もちろん顔やデコルテ部分もケアしております。
ツルツル、ピカピカで夏を乗り切りましょう。
インフルエンザ対策(2020年01月20日)
こんにちは、虹いろ薬局本店です
さむいですね~。今回はインフルエンザ対策です
身近でできる予防対策は、手洗い、うがい、マスクです
でも、きちんと行わないと全く予防になりません
少し細かい話になりますが、きちんと行っていただきインフルエンザ予防に努めましょう。
手洗い
石鹸をよく泡立てて行います。
指先から指の間、手首までしっかりとこすりましょう。
注意するのはすすぎです。石鹸を洗い流しただけではウイルスは残っています。
しっかり時間をかけて手洗いしてください。
目安は、「はとぽっぽ」の歌を歌い終わるまですすいでください。
(ぽっぽっぽ・・・はとぽっぽ・・・。ゆっくり歌ってね。)
うがい
のどの奥までしっかりとうがいをしましょう。ゴロゴロ、ガラガラ・・・。
ウイルスは乾燥した粘膜に付着しています。のどの奥までよく水分を行き渡らせます。
実は、鼻うがいも効果的です。鼻の粘膜にはウイルスがついています。
鼻うがいは水でなく食塩水でしましょう。
(ちょっとしんどいですが・・・。)
うがいができない時は、こまめに少量の緑茶を飲むことをお勧めします。緑茶でウイルスをおなかの中に流し込みます。緑茶には殺菌作用のあるカテキンも含まれています。
マスク
マスクは鼻からあごの下まで覆うようにしっかりと広げて付けましょう。
鼻の部分などすき間が開かないように装着するのがポイントです。
ワイヤーがある場合は、鼻の形にワイヤーを折り曲げましょう。
鼻を出したり、あごの先が出たりしているとだめです。
ただ、マスクをしていてもウイルスの侵入を完全に防ぐことはできません。
残念ながら・・・。
どちらかというと、感染した人が、周りにウイルスをまき散らさないように着用するのがマスクのもともとの目的です。
以上
寒い日が続きますが、お体には十分にお気を付けください。
インフルエンザウイルスの消毒液の作り方(2019年12月11日)
こんにちは虹いろ薬局本店です
寒さも厳しくなり、インフルエンザの患者様も増えてきました
インフルエンザの予防に、手洗い、うがい、予防接種などされている方もおられると思いますが、今回は消毒について書いていこうと思います
インフルエンザの消毒に有効な成分が、「次亜塩素酸ナトリウム」です
お店でもその成分が含まれている消毒液が販売されていると思いますが、実はこの消毒液をご家庭にあるもので作ることができます
〇消毒液の作り方〇
用意するもの 500mlのペットボトル、家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムが含まれているもの)、水
①患者の便や嘔吐物が付着した床やトイレ、衣類などに使う、次亜塩素酸ナトリウム0.5%(5,000ppm)の消毒液の作り方
ペットボトルに、漂白剤を入れます。漂白剤の塩素剤の濃度が1%(ミルトンなど)の場合、250ml(ペットボトル半分)、塩素剤の濃度が5%(ハイター、ブリーチなど)の場合、50ml(ペットボトルのキャップ10杯)です。
通常飲料が入っている程度の水を入れます。完成。
その液で清拭または30分間浸漬させます。
②おもちゃ、調理器具など直接手で触れる部分に使う、次亜塩素酸ナトリウム0.05%(500ppm)の消毒液の作り方
ペットボトルに、漂白剤を入れます。漂白剤の塩素剤の濃度が1%(ミルトンなど)の場合、25ml(ペットボトルのキャップ5杯)、塩素剤の濃度が5%(ハイター、ブリーチなど)の場合、5ml(ペットボトルのキャップ1杯)です。
通常飲料が入っている程度の水を入れます。完成。
その液で清拭または浸漬させます。
作った消毒液は、時間とともに効果がなくなりますので、作り置きはせずに用事調整してください
ノロウイルスの消毒にも有効です
まずは栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠が大事です
病気に負けないからだづくりを心がけ、元気に冬を過ごしましょう