珈琲の効果(2024年02月05日)
コーヒーの健康効果とは?
仕事や家事の合間、食後のひとときなど、
コーヒーは皆さんにとって身近な飲み物かと思います
そんなコーヒーが、健康に役立つ効果があることはご存知ですか?
コーヒーは、コーヒー豆を乾燥させて
焙煎したものを粉砕し、お湯で抽出した飲み物です。
コーヒーに含まれるカフェインという成分は、
頭をすっきりさせて集中力を高める覚醒作用や
体内の老廃物の排出を促進させる利尿効果があります
またコーヒーには赤ワインに匹敵する量のポリフェノールも含まれています。
コーヒーに特に多く含まれるのは、
「クロロゲン酸」というポリフェノールです
ポリフェノールは、植物が持つ苦味や色素の成分で、
活性酸素などから体を守る抗酸化作用の強い成分です。
そのため、ポリフェノールは活性酸素が引き金となって起こる
がんや、動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があります
一般的にポリフェノール全般の抗酸化作用は摂取後約2時間でピークを迎え、
4時間ほどで消えていくといわれています。
一度に飲んでも抗酸化作用が一日中持続するわけではありません。
間隔をあけて飲んだ方が効果的なのです
コーヒーはたくさん飲めば飲むほど健康になれる、というものではありません
適量のコーヒー摂取量には個人差がありますが、
一般的には1日に約3〜4杯が目安と考えられます
過剰な摂取は、不眠や神経興奮、心拍数の上昇、胃腸の不調などを
引き起こす可能性があります。適度に美味しく頂きましょう
オーバードーズとは(2023年12月05日)
オーバードーズとは、「薬の過剰摂取」のことです。
今、10代・20代の若者たちの間で市販薬のオーバードーズが急増しています。
乱用されているのは一般的なせき止めや、かぜ薬などです。
過剰摂取により、
「嫌なことを忘れて多幸感が得られる」「気分が落ち着く」
などの作用が現れることがあります。
しかし、これらの効果は一時的なため、
同じ効果を期待して過剰摂取を繰り返してしまいます。
市販薬でも正しい用法・用量で服用しなければ、
依存症に陥ってしまう可能性がある上、
最悪の場合、死に至るケースもあります
背景には、家庭や学校で感じている「つらい気持ち」があり、
それを和らげるために市販薬に頼ってしまうのではと考えられます。
いじめや虐待など深刻な問題が潜んでいる場合もあります。
市販薬のオーバードーズがやめられない方は、
一人で抱え込まず、まずは、医療機関、
精神保健福祉センター、保健所等に相談して下さい。
薬局では、医薬品を適正に使用していただくことを目的として、
薬の販売時に症状を確認したり、
薬の注意事項についての情報提供を行っています。
医薬品は用法用量を守って、正しく使いましょう
2023年11月15日に「震災復興支援バザー」を開催し、
おかげさまで14,480円を売り上げることができました。
バザーの収益金は、東日本大震災での福島原発事故後、福島の親子を
岡山・津山に招く保養プロジェクトを主催している団体
「パパママ美作ネットワーク」に寄付させて頂きます。
皆様の暖かいご支援、本当にありがとうございました。
虹いろ薬局乙多見店
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フレイル健康チェック!(2023年10月05日)
こんにちは!虹いろ薬局乙多見店です
フレイルとは、健康と要介護の間の時期で、
加齢とともに心身の活力(例えば筋力や認知機能など)が
低下した状態のことです。
早期に発見し、予防の取組みを行うことで、
元気な状態を取り戻せる大切な時期だと言われています
おおむね65歳以上の方を対象に、できるだけ早い段階から
介護予防に取り組んでいただくことで、
高齢者の皆様が要介護状態になることを防ぐことを目的に、
フレイルチェックを実施しています
これまで乙多見店では、紙を用いたチェック方法でしたが、
紙の代わりにタブレットを使用し、AIアバターと会話しながら
フレイル健康チェックができるようになりました
声やタッチで回答ができるので簡単で楽しくチェックができます。
チェックを受けた方には特典として
クリアポーチ(先着30名様)をプレゼントします。
健康で元気に過ごすために、ぜひフレイル健康チェックを受けてみて下さい
★バザー開催のお知らせと物品提供のお願い
11月15日(水)10:30~震災バザーを予定しています。
ついては皆さまに、バザー商品提供のご協力をお願いいたします。
バザーの収益金は、福島の子供たちが、岡山に保養にくる活動を
支援する団体に寄付したいと思っています
皆さまの温かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします
《募集物品》日用品・雑貨・食品(生もの以外)・手作り品など
*ご遠慮いただくもの:賞味期限の切れた食品・生もの・古着・使用した食器など
気象病について(2023年06月14日)
「雨が降ると頭が痛くなる」「台風前はだるい」…など
天気の変化で体調が悪くなることはありませんか?
もしかすると、『気象病』の症状かもしれません。
正式な病名ではありませんが、
天気や気候の変化に伴っておこる体調不良を、気象病と呼びます。
季節の変わり目や梅雨の時期、台風が多い時期などに特に起こりやすく、
頭痛やめまい、疲労感、肩こり、関節痛、
吐き気、手足のしびれ、うつなどさまざまな症状が出ます。
気象病を引き起こす主な原因のひとつに自律神経の乱れがあります。
自律神経は、体調を正常に保つために、
呼吸、血液循環、消化、体温調整をはじめ
さまざまな機能をコントロールしている神経です。
気温や気圧など気象全般の変化に、
自律神経が敏感に反応することで起こると言われています。
対策
◉自律神経を整えるために食事は大切です。
バランスのよい食事を心がけましょう。
◉十分な睡眠時間をとりましょう。
◉血流を促して体温を高めにキープすることが重要です。
適度な運動や入浴が効果的です。
◉内耳と自律神経には深い関わりがあるため、
耳マッサージは効果的とされています。
対策を行っても日常生活に支障が出るようであれば、
無理をせず、早めに医療機関を受診しましょう。
残薬はありませんか?(2023年04月12日)
今月の健康便りのテーマは、「残薬」についてです
残薬(ざんやく)とは、医療機関から処方された薬を飲み忘れたり、
飲み残したりして余った薬のことです。
厚生労働省の調査によると、対象者のうち、約90%の人が残薬を持っていて、
約55%の人が医薬品が余った経験があると回答しています。
残薬は薬の適正使用や医療費の観点から社会問題の一つとなっており、
厚生労働省の資料によると残薬の金額は年間500億円にもなると言われています。
医療費の約3分の1以上が公費でまかなわれていることを考えると、
年間に多額の税金が薬の飲み残しという形で放置されたり、
ごみ箱に消えたりしているともいえます。
薬が適切に服用されていないと十分な治療効果を得られず、
体にとって良くない状況になったり、治療期間が延長してしまうことがあります。
また、ご自宅に残薬があると、飲み間違いや誤飲の原因となってしまいます。
薬を飲み残す理由は、飲み忘れが積み重なった(67.6%)、
自分で判断し飲むのをやめた(21.5%)、
新たに別の医薬品が処方された(21.5%)、などです
【平成25年度厚生労働省保険局医療課委託調査「薬局の機能に係る実態調査」より】
ご自宅に残薬があれば、かかりつけの医師や薬局の薬剤師に相談しましょう。
薬局を活用して残薬を見直すことにより、
処方日数の調整(再利用)や、飲み忘れ対策等が可能な場合もあります。
残薬確認や相談には、持参した残薬だけでなく
薬局が持つ過去の記録も使用しますので、
普段調剤を受けているかかりつけ薬局でお願いしましょう。
(※薬を買い取ったり、返品できるわけではありません)