~新薬評価学習会~(2012年02月23日)
全日本民医連 学術交流集会(2011年12月20日)
こんにちは
すっかり寒くなりましたね
さて、遅くなってしまいましたが、10月に東京で行われた
「全日本民医連 学術交流集会」に参加した職員からの報告です
2011年10月28日
10:00~12:00
伊波洋一氏の「基地のない平和な沖縄と日本をつくるために」の記念講演がありました。
日本政府の沖縄に対する不誠実さを再認識しました。
沖縄の住民はアメリカの基地がある限り、飛行訓練による騒音や事故などにより、不当な被害を受けています。
日本人は沖縄に対して、観光・リゾート地としての明るい面だけでなく、暗い面にも関心を持つ必要があると思いました。
13:00~17:15
分科会に参加しました。薬学対への取り組みや在宅コーディネーターやプレアボイドなど、参考になることがたくさんありました。。
そして、虹いろ薬局は「薬局利用者向けの定例学習会を開催して」を発表しました。
17:30~19:00
ナイトセッションで「民医連は心ひとつに東日本大震災にどう取り組んだか」のシンポジウムに参加しました。
実際の支援の具体例を見ながら、初期対応の重要性を感じました。
家庭の事情で高放射能地域にバスで帰らないといけないマスクをした子供たちの写真などを見ると、
二度と原発事故を起こさないために、放射性廃棄物だらけの地球にならないために、
原発がゼロになるまで闘わないといけないと思いました。
2011年10月29日
8:40~11:10
「健康権を確立し貧困問題の克服を」というセッションに参加しました。
貧困問題は見ようとしないと見えないものである、と思いました。
貧困には段階があり、「経済的貧困」⇒「貧困の文化」⇒「発達の貧困」に進み、
最後は破壊的行動になっていくという考え方を学びました。
11:30~13:30
一橋大学名誉教授の渡辺治氏より「貧困・格差を克服する新しい福祉国家をめざして」の講演がありました。
福祉は働きかけていかないと悪くなり、削られるものなのだというお話でした。
福祉と倫理や理念は強く結びついているので、倫理教育がもっと必要だと思いました。
全体を通して、分刻みに近いスケジュールの中で、多くのことを学びました。
きちんと消化して今後に活かしたいと思います。
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地協交流会に参加しました(2011年12月03日)
11月19・20日、愛媛県松山市で行われた、
『第15回 中国四国地協薬剤部門交流集会』 に4名で参加しました。
特別講演は、くろしお薬局の川添哲嗣先生でした。
先生の書かれた 『「Do処方、特変ナシ」から脱却せよ! 』 は参加者全員で読んで
講演を楽しみにしていました。
講演では先生の熱意が感じられ、薬剤師ならではの目線で
患者さんにかかわることの大切さを感じました。
処方の変更がなくても、
患者さんの 『小さな変化に気づけるような薬剤師』 を目指さなくてはなりません。
その後の発表は9演題、
病院や薬局で取り組んでいるいろいろな業務についての発表や、
震災支援の報告など、盛りだくさんの内容でとても参考になりました。
虹いろ薬局もこの日のために準備しました。
演題は 「インシデント検討会とインシデント再発防止のための取り組み」 で
2008年より行っている取り組みの成果を発表しました。
準備は大変でしたが、発表することで改めて業務の見直しができ、
とても有意義だったと思います。
↓ 発表のスライドをPDFファイルにしました。興味のある方は見てくださいね。
インシデントスライドPDF (2.4MB)
夜は交流会、みかんジュースの種類当てや、
バリィさん(愛媛のキャラクター、今治生まれ今治育ちのトリ)に関するクイズなどで盛り上がりました。
このバリィさん、先日、タウンページ協賛 「ゆるキャラグランプリ2011」 で2位! に輝いたんですよ!
あのバリィさんがと、うれしくなりました。
これも交流会のおかげです。
ちなみに1位は熊本県の「くまモン」でした。
翌日は朝から分散会、前日の講演や発表について意見を出し合いました。
少人数なので、業務上気になっていることを、他のところではどのように対処しているのか
詳しく聞くことができ、とても参考になりました。
早速業務に活かしたいと思います。
このような交流があるのも『民医連』ならではですね。
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学術運動交流集会(2011年10月13日)
みなさん、こんにちは。
虹いろ薬局です。
今回は10月9日(日)に行われました、『学術運動交流集会』の報告をします。
県連の『学術運動交流集会』(以下「学運交」)に参加しました
県連の学運交は、2年に1回、全国の学運交が開かれる年にあわせて開催されています。
様々な民医連事業所から、若い人やベテランの人、医師、看護師、事務職…色々な人が集まりました。
今回、虹いろ薬局からは、
「薬局利用者向けの定例学習会を開催して」というテーマで、
10ヶ月に渡り、本店待合で行った、良くする会の方向けの学習会について、発表しました。
全国でも同じ発表をする予定です。
記念講演は、フォトジャーナリストの方のお話でした。
世界をまわって、『核汚染の現状』を写真で伝えていらっしゃる方です。
現在の福島における放射線量が、多いところでは
40年たってはいるものの、現在のチェルノブイリ事故現場から200mのところと同じ線量を示している
と言う話は驚きでした。
その他、震災の支援活動報告、インプラントを用いた入れ歯の固定、褥瘡の新しい治療法…等々
色々な発表が聴けて、勉強になりました。
民医連に入っているからこそ、こんなにいろんな話が聴けるのだと
改めて感じました。
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勉強会(2011年09月08日)
こんにちは。虹いろ薬局です。
台風も過ぎ去り、朝、夜は涼しくなってきました。
秋に近づいているんですかね。。。
私は大好きなゴーヤの季節が終わると思うと悲しいですが。
今回は、今週の火曜日、6日に虹いろ薬局で行われた「高血圧」の勉強会の報告をしたいと思います。
いつもの勉強会とは違い、会議室で、支店の薬剤師も一緒に行いました。
高血圧は最も多い生活習慣病です。
高血圧になると、脳や心臓、腎臓の血管が障害をうけ、脳梗塞や心疾患、慢性腎臓病などの
合併症を引き起こすリスクが高まります。
自覚症状が無いからと言って放置しているのは危険なのです。
最新のガイドラインでは、診察室血圧に加えて、家庭血圧も記載されています。
家庭の血圧を医師に伝えることも大切です。
家庭の血圧を記入できる血圧手帳も薬局で配布しているので、
必要な方はおっしゃってください。
降圧目標
若年者・中年者 診察室130/85未満 家庭血圧125/80未満
高齢者 診察室140/90未満 家庭血圧135/85未満
糖尿病、慢性腎臓病、
心筋梗塞患者 診察室130/80未満 家庭血圧125/75
脳血管障害患者 診察室140/90未満 家庭血圧135/85未満
また、血圧は少しでも下がると合併症にかかるリスクは減少すると言われています。
例えば、
拡張期血圧が2下がる↓と、5~6%合併症のリスクが下がる↓ようです。
ぎりぎり降圧目標に届いていない方も多いのでは?
『血圧は少しでも下げることが重要』なようです。
そもそも血圧はなぜ上がるのでしょうか
血圧は、
血液量が増える+血管が狭くなったり、弾力性が低くなる
⇒心拍出量と総末梢血管抵抗が上がる
⇒血圧が上がる。
原因は様々ありますが、
生活習慣(塩分の多い食事、ストレス、肥満、喫煙)+遺伝などです。
新ガイドラインの『生活習慣の修正項目』によると、
減塩:6g/日未満
食塩以外の栄養素:野菜、果物の積極的摂取(腎障害のある方、糖尿、肥満の方は例外あり。)
減量:BMI(体重kg÷身長㎡)が25未満
運動:心血管疾患の無い高血圧患者が対象で中等度の強度の有酸素運動を中心に、
定期的に(毎日30分以上を目標に)行う
禁酒:エタノールで男性20~30ml/日以下、女性10~20ml/日以下
禁煙
まずは、塩分の少ない食事!運動!禁煙!から初めることが大切です。
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