高校生1日薬局体験(2013年03月14日)
みなさん、こんにちは
すこしあたたかくなってきましたね
さて、虹いろ薬局では去年に引き続き今年も「高校生1日薬局体験」を実施しました
高校生の皆さんに、薬局薬剤師がどのような仕事をしているか、体験してもらおうという企画です。
今回も2日に分けておこない、7人の高校生に体験に来てもらいました
まずは薬局を見学。
小児用のコーナーやOTC、薬局製剤、各種掲示物など待合室を中心に見てもらいました
また、処方せん受付コンピュータへの入力調剤そして患者さんへ薬が渡るまでの流れも見学してもらいました。
お薬が患者さんにわたるまで1人で全てを完了させることはありません。
薬を作る人と監査をする人、二重のチェックを行っていることを学んでもらいました。
それから2種類の軟膏を混ぜる作業も体験してもらいました
2組に分かれてもらい、一方には手作業で、他方には軟膏練太郎という機械を使って混ぜてもらいました。
練太郎の混和具合を見て「おおーっ」と感嘆の声
手作業の大変さと機械の便利さを味わってもらえたと思います
更に、薬局製剤の「咳止め」も作ってもらいました
散剤監査システムで粉をはかり、混和機で混ぜ、分包してチェックして。
実際に調剤をしてみたいという希望が多かったので、やってみてよかったと思ってもらえたかな
最後に雑談。
やりがいは? 受験は? 大学生活は? 国家試験は? などなど
3時間ほどの体験でしたが参加された高校生のみなさん、お疲れさまでした
感想では、「体験に来てよかった」を思ってもらえた方が多く、ほっとしてます
今回の体験を今後の進路に生かしてもらえたらうれしいです
ビキニデー in 静岡(2013年03月07日)
こんにちは
2月28日と3月1日、静岡県で行われたビキニデー集会に参加してきました
ビキニデーとは・・・
1954年3月1日、太平洋マーシャル諸島の ビキニ環礁 において、アメリカが 水爆実験
( 広島型原爆の1000倍の威力 ) を行いました。この水爆実験によりマーシャル諸島の島民や、
日本の多くの漁船が被災しています。マーシャル諸島はとても美しい島々ですが、67回にも及ぶ水爆実験により、
汚染されてしまっています
そのときに、静岡県焼津港を母港とする 第五福竜丸 という日本漁船が放射能を浴び、乗組員23人全員が
急性放射能症になりました。 この年の9月23日に、無線長の久保山愛吉さんが 「 原水爆の被害者は
わたしを最後にしてほしい 」 と言い残して亡くなられました。
全体集会では、日本各地から参加者が集まり、代表の方々の発言を聞きました。
海外からはジョゼフ・ガーソンさん(アメリカフレンズ奉仕委員会)、イ・ジュンキュさん(韓国・「平和共感」研究員)、
キャマリン・キチグアさん(グアム平和正義連合)が発言し、それぞれの平和への思いを語られました。
分科会では、「被災地支援、原発ゼロ、自然エネルギーへの転換めざして」というテーマに参加し、
福島の今の状況報告や、海外 ( ドイツ・スイス・ベルギー ) の原発ゼロの動き、静岡県が取り組んでいる太陽光発電
を広げる取り組みの紹介、日本各地での自然エネルギー活用の例、福島での除染のやり方等、白熱した話合いが行われました
ドイツは日本よりも日照時間が短く、太陽光以外の利用可能な自然エネルギーも
日本より少ないらしいですが、2022年までに原発ゼロにすることを決定しているそうです
日本でも、自然エネルギー【 風力・水力・太陽光・バイオマス 】を活用している地域があり、
これを全国に広げられれば・・・と希望も見えました
3月1日は、焼津駅から久保山愛吉さんのお墓まで墓参行進し、バラを献花しました
岡山県連新人薬剤師研修会に参加しました(2013年02月28日)
こんにちは
虹いろ薬局です
最近は暖かくなったり寒くなったり、いわゆる三寒四温というやつでしょうか
このまま暖かくなってくれると過ごしやすくなりますね
さて、先々週「岡山県連新人薬剤師研修会」が行われました。
岡山県民医連に加盟する協立病院、林道倫精神科神経科病院、
そして虹いろ薬局の新人薬剤師が集まった研修会です。
まず、各法人の新人が1年間の取り組みのまとめを発表しました。
他所の新人がどんなことをしているか聞けるのは新鮮でした
講演では林道倫精神科神経科病院の臨床心理士の先生から
「認知症患者のコミュニケーションの取り方」という演題でお話がありました。
その1例として、
脳は140億個の神経細胞が集まっていますが、普通の人でも毎日10万個は死滅していきます
これがアルツハイマー型認知症だと20万個死んでいくそうです
これを少なくするには適度な刺激があるといいのですが、逆に怒ってばかりいると脳の細胞は死んでいってしまいます。
また、人間は同時に3つのことを出来るが、脳が高度な分ダメージを受けやすく、特に左脳側が先にダメージを受けるそうです。
そのため、認知症の程度にもよりますが、「右脳に働きかける」ようにすると上手くいくことがあるとのことです
例えば・・・
自宅に帰ろうとしている方で、とどまるよう説得できない方に
「まあ、まんじゅうでも食べていかれぇ」と食の方からアプローチしたり
服を着てもらうのだったら、「これを着てね」と決めるのではなく、3枚用意して「どれを着ます?」と
本人の自己決定を促す
など紹介して下さいました。
他にも
会話のきっかけ作り
傾聴の技法
抑うつ的な人への対応
など学びました。
3時間ほどでしたが充実した研修でした
バレンタイン(2013年02月14日)
こんにちは
立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒いですね
さて、2月14日はバレンタインです
お店に行けば、「バレンタインフェア」というコーナーが必ずありますよね
イベントが大好きな日本人・・
最近では、「女性が男性に」のみならず、友チョコ や 感謝チョコ として、
お世話になっている人に贈るケースも多いですね
みなさん、チョコはいただきましたか?
私は数年前に、「チョコレート辞典」という本を読んだことがあります
チョコレートは中南米で紀元前から食されており、当時は 「薬」 として飲用 ( 飲み物でした ) されていたそうですよ
例えば、熱が出たときの解熱剤として、また、疲れたときの強壮剤として。
当時は苦いものでしたが、何世紀か後にヨーロッパに渡り、現在の甘味のある形になりました
甘いものでなければ、こんなに流行しなかったのでは?
現在は板チョコ1枚100円ほどですが、昔はとても高価で貴重なものだったそうです
受験生の頃は、勉強で疲れたときに、ダースチョコを1粒ずつ食べていたなぁと思い出します
カフェインが入っているので、眠気覚ましにもなっていたのかもしれません
( 当時はそんなことは知らずに食べていましたが )
現在では、食物繊維やポリフェノールなどの成分が注目されて、
様々に工夫されたチョコレートが出回っていますね。
ついつい手が伸びてしまう、甘い誘惑・・・
食べ過ぎにご注意ください
節分と大豆とイソフラボンと(2013年02月07日)
みなさん、こんにちは
虹いろ薬局です
2月3日といえば節分です。
子どもの頃に「鬼はそとー、福はうちー」と豆をまいていたのが懐かしいですね
豆まきで投げる大豆ですが、その成分イソフラボンは健康食品などで目や耳にすることも多いと思います。
今回はそのイソフラボンについて
「国立健康・栄養研究所」によると
イソフラボンは大豆、クズ、カンゾウなどのマメ科の植物に多く含まれるフラボノイドの1種で、
植物性エストロゲンと呼ばれ、俗に「女性ホルモン様作用を有する」「骨粗鬆症の予防や更年期障害を軽減する」
などといわれています。
実際、骨の健康維持に役立つとの表示が許可された特定保健用食品もあるようです。
通常食品に含まれる量を飲んだり食べたりする分には安全だろうとされています
ただし、
食品安全委員会は、大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限を70-75mg/日、
特定保健用食品として摂取する場合は安全な一日上乗せ摂取量の上限をアグリゴン換算(糖が外れた構造に換算)で30mg/日に設定しています。
そのため、サプリメントなど濃縮されたものを取る場合は過剰摂取にならないよう注意が必要です
また、女性ホルモンエストロゲン様の作用を示すことから、妊婦・授乳婦が大量に摂取するのは避けるべき
乳がん、子宮がん、子宮内膜症、子宮筋腫などのホルモンに感受性が高い方も使用を避けるべき
とされています。
健康によさそうだからと安易にたくさん摂取せず、よく吟味する必要がありそうですね。