成長しました。(2012年04月12日)
春です!!(2012年04月05日)
震災支援~カレー定食~(2012年03月08日)
イレッサ薬害訴訟をめぐって(2011年11月24日)
こんにちは
すっかり寒くなってきましたね
岡山では紅葉のピーク
ですが、もうすぐ冬
がやってきますね
さて、11月23日、勤労感謝の日に東京で 「国民の医薬シンポジウム」 が開催されました
内容は、「イレッサ薬害訴訟における国・企業・関係学会の責任」です

まず、イレッサ薬害被害者の訴えとして、被害に遭われたご本人の体験談を聞きました。
そして、弁護団の先生による、この訴訟の経過と問題点についての報告がありました。
最後に、弁護士、被害者、医師の3者による鼎談(ていだん)が行われ、
企業や関係学会の事情について触れるなど、非常に難しく、シリアスな内容でした

この問題についてはこれまでニュースで報道される程度しか知りませんでした
ですので、詳しい経過はこのとき初めて知ったのですが、
一番胸に響いたのは、遺族の方がおっしゃっていた内容でした。
それは、『抗がん剤というリスクが高い薬を使っていたのだから、被害ばかりを訴えることはできない。
しかし、当時は薬を使用する前に副作用のリスクを説明した上で患者や家族に同意を得るというインフォームド・コンセントがまだなかった。
夢の薬という広告がされていたこともあり、大きな延命効果を期待してしまった。
“投薬”のあり方を今一度考えてほしい』 との訴えでした。
薬には功罪があり、そのバランスが悪く、害のほうが大きければ問題です。
もしも、大切な人や自分が薬で苦しむことになったら・・・と考えると、どうでしょうか?
遺族の方、被害者の方の訴えはごもっともだと思いました
先日の判決では原告が敗訴でしたが、この争いはまだまだ続きます

今ではインフォームド・コンセントは当たり前になっていますが、
薬の効果だけではなく副作用も含めて、きちんと情報を伝えることは大切だと痛感しました
このような事例を心に留めて、業務に励みたいと思います
(さらに…)
ボランティア活動 in 石巻(2011年08月11日)
みなさん、こんにちは
毎日、本当に暑いですね
。
先日は熱中症で倒れられた人がたくさんいらっしゃったようですが・・・
本当に気をつけないといけませんね
。
さて、東日本大震災から5ヶ月が経ちました。
実は、2ヶ月前(6月)に薬剤師としてボランティアに参加してきました。
活動場所は宮城県の石巻市です
あちらの様子を目の当たりにして、やはりショックを受けてしまいました。
ようやく気持ちが落ち着いてきましたので、ご報告したいと思います
仕事は主に、OTC(ドラッグストアで購入できる薬)の配達や、
仮設診療所や病院での調剤などでした
OTCの配達は、薬が必要な避難所へ、必要な薬を配達します

夏に向けて避難所で問題になっていたのは、ハエ や 蚊 などの虫対策でした。
たくさんのハエが飛び回っていました・・・。
対策として、トイレの清掃状況 や ゴミの捨て方 などの衛生面の指導が必要でした
真夏を迎えた今、どのように過ごされているか、とても気がかりです
仮設診療所では、診療所に来られた方の薬を調剤したり、お話を聞いたり・・・
メンタルケアが必要な場面が多々ありました。
『自立支援』 という時期でしたので、手厚いことは避けるように言われていましたが・・・
被災されている人を目の前にすると、それは難しいことでした
掛ける言葉が見つからない・・・そういうことが何度かありました。
さて、石巻のその後ですが・・・
6月末で薬剤師班のボランティアは撤退しています。
仮設診療所も 縮小⇒撤退 しているようです。
OTCの配達時に移動しながら見た光景は、忘れられません
カメラを向けることができませんでした。
一緒にお仕事させていただいた、全国津々浦々からの参加者が
口々に言われていたのが、“復興にはマンパワーが必要”
ということでした
私なんかは初めての参加でしたが、中には2回、3回、6回目の参加
という方もいらっしゃいました ( 驚
)。

(仮設診療所 : 湊小学校にて)
復興への道のり は長いですが、全国のみんなで力を合わせて
乗り越えていかなければ・・・ですね
(さらに…)