分科会では虹いろ薬局を代表して
「つながる薬局」について発表を行いました。
「つながる薬局」とは、電子お薬手帳機能だけでなく、
処方箋送信や服薬フォローができるサービスです。
従来使用していた電子お薬手帳アプリと違い、
わざわざ新たにアカウントをインストールする必要がなく、
LINEを活用している方なら誰でも簡単に導入できます。
発表後、
「9月になって本店に行ったけど勧められなかったよ」
(↑まだ導入途中だったのですね、ゴメンナサイ)とか
「どうやって処方せんをLINEで送るの?」とか
「薬局によって電子お薬手帳が違うけど、それって他の電子お薬手帳も見れるの?
薬剤師会で統一するとか、せめて民医連で統一するなどしないのですか?」など
積極的に質問を受けました。
また倉敷中央病院の田村暢一郎先生による記念講演もありました。
「私たち病院/介護施設は生き残れるのか?
~急性期という箱庭から飛び出して見えた景色~」
というテーマのもと、興味深く聞いておりました。
特に印象的だったのは、
「リハビリのためのリハビリではなく、生活(暮らし)のためのリハビリが大事」
という言葉でした。
入院患者さんが退院に向けてリハビリをするとき、
従来の常識では病院の廊下を歩けるかどうかで判断しがちですが、
本当に大切なのは「退院後の生活の場で活動できるか?」というお話でした。
さらに家では歩行も大切ですが、
排泄や食事(嚥下)などの方が重要であるということでした。
このお話を薬局に当てはめて考えてみました。
入院中は一時的に多剤になっていたとしても、
やがて生活の場で管理することを考えて、服薬回数をよりシンプルにするなど
患者さん一人ひとりの生活に即した現実的な工夫が必要だと感じました。
なので、退院時カンファレンスには積極的に参加して、
薬剤師としての立場から意見が出来たらいいなと感じました。
患者さんが自宅で安心して過ごせるように、
医師・看護師・薬剤師だけでなく多職種と協力しながら
サポートしていくことが求められているということに気づけました。
今回の交流集会に参加して感じたことは、
多職種の人たちと意見を交わすと色々違った角度での見方に気づけて
とても勉強になると思いました。
今後も民医連らしい交流集会に積極的に参加して
同じ同志を増やしたいです。