こんにちは
虹いろ薬局です
最近は暖かくなったり寒くなったり、いわゆる三寒四温というやつでしょうか
このまま暖かくなってくれると過ごしやすくなりますね
さて、先々週「岡山県連新人薬剤師研修会」が行われました。
岡山県民医連に加盟する協立病院、林道倫精神科神経科病院、
そして虹いろ薬局の新人薬剤師が集まった研修会です。
まず、各法人の新人が1年間の取り組みのまとめを発表しました。
他所の新人がどんなことをしているか聞けるのは新鮮でした
講演では林道倫精神科神経科病院の臨床心理士の先生から
「認知症患者のコミュニケーションの取り方」という演題でお話がありました。
その1例として、
脳は140億個の神経細胞が集まっていますが、普通の人でも毎日10万個は死滅していきます
これがアルツハイマー型認知症だと20万個死んでいくそうです
これを少なくするには適度な刺激があるといいのですが、逆に怒ってばかりいると脳の細胞は死んでいってしまいます。
また、人間は同時に3つのことを出来るが、脳が高度な分ダメージを受けやすく、特に左脳側が先にダメージを受けるそうです。
そのため、認知症の程度にもよりますが、「右脳に働きかける」ようにすると上手くいくことがあるとのことです
例えば・・・
自宅に帰ろうとしている方で、とどまるよう説得できない方に
「まあ、まんじゅうでも食べていかれぇ」と食の方からアプローチしたり
服を着てもらうのだったら、「これを着てね」と決めるのではなく、3枚用意して「どれを着ます?」と
本人の自己決定を促す
など紹介して下さいました。
他にも
会話のきっかけ作り
傾聴の技法
抑うつ的な人への対応
など学びました。
3時間ほどでしたが充実した研修でした