こんにちは
このたびは、台風による被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、先月、8月23日、24日に東京で行われた『薬害根絶デー』に参加してきました
薬害の歴史は長いですが、今回は主に「子宮頸がんワクチン」に関する副作用についての報告や
副作用だと思われる症状を訴えている方々のお話を聞きました。
症状を訴えている方々のお話は、本当に辛い症状ばかりで、学校に通えなくなってしまった方や、
今も原因がはっきりせず、病院を転々とされている方もおられます。
薬というものは、主作用を目的に開発されますが、ごく軽いものも含めて「副作用のない薬はない」と言われるほど、
良い面と悪い面を併せ持っています
悪い面が全員に出るわけではありませんが、ごく稀であっても、副作用が起こりうる、ということがわかれば、
注意喚起をする等、何らかの対処法を講じなければなりません
しかし、子宮頸がんワクチンの場合は、不都合な症状が「副作用である」と認められていない、
ということが問題です
また、不都合な症状に対して治療法が確立されていないため、ワクチンを接種する前と同じ生活を送ることができていません
また、様々な不都合な症状に悩み病院に相談に来ているにも関わらず、検査結果で異常が見つからないため、
詐病と言われたり、精神的なものだと言われたりしたということに、胸が痛みました
医療従事者として、新しい薬が発売された際には、「疑いの目」を持つということが必要だと思いました
何らかの不都合な症状を訴えられた場合には、よく話を聞き、「副作用ではないか」と疑いを持つこと、
苦しんでいる状態の患者さんに寄り添う姿勢で臨むことが大切だと感じました
今後の業務に生かしていきたいと思います